「…鈴っ」 美奈が苦しそうにあたしの名前を呼ぶ。 でも、あたしは本当に頭ん中が真っ白で なんでこんな苦しそうにしてるのか 考えることすら出来ずに ただ、苦しそうな美奈を見てるだけ。 ─…まるで他人事のように。 「違うっ!違うのぉ…っ」 違う…? 何が違うの…? 目の前で起きてる現実を 違うって否定されて どう信じろっていうの…? .