シャーペンと君とあたし




トクンと自分の心臓が跳ねるのが分かる。




鳴り響く鼓動を感じながら

投げ出されたカードに添えていた視線を


ゆっくりと上げる。





「……あ。」



俊と触れ合う視線。




それだけで小さかった鼓動が

どんどんどんどん大きくなる。




もう、認めるしかないのかも…



頭で考えるより

こんなにも、体が反応してる。







この気持ちは─…



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