「わかんないって…あのねぇっ?」 「ちょっと、美奈。」 「だって分かりきったことじゃん! もどかしいのぉ!鈴は神田のこと─…っ」 「美奈っ!」 感情が高まってる美奈。 そんな美奈が言おうとする “言葉”を蒼の声がさえぎる。 その声は狭いバスの中で一際大きく響いて みんなの注目を簡単に集める。 だけどそんなこと 今のあたし達にはどうでもいい… .