─ SIDE 鈴乃 ─
「お前…寝んなよ。」
はっ？！なに言ってんのっ？
「チャリの上で寝るわけないじゃん！」
くっつけてたおでこを外す。
ちょっと寂しいって思うあたしは
おかしいのかな？
……おかしいよね。
俊は無言でチャリを漕ぎ続けてる。
喋る余裕ないから丁度いーや。
だって、心臓がうるさいんだもん。
変わってゆく景色を見つめる。
──… 自転車の風を切る音だけが響く。
.
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─ SIDE 鈴乃 ─
「お前…寝んなよ。」
はっ？！なに言ってんのっ？
「チャリの上で寝るわけないじゃん！」
くっつけてたおでこを外す。
ちょっと寂しいって思うあたしは
おかしいのかな？
……おかしいよね。
俊は無言でチャリを漕ぎ続けてる。
喋る余裕ないから丁度いーや。
だって、心臓がうるさいんだもん。
変わってゆく景色を見つめる。
──… 自転車の風を切る音だけが響く。
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