いきなり鈴のおでこが背中に触れる。 ドクン―… まさかの行動に 俺の心臓が大きく脈を打つ。 んだよ…コレ… 今まで味わったことのない感覚に 思考が追い付かない。 「お前…寝んなよ。」 俺は必死で言葉を搾り出す。 訳わかんねー感情と 大きく響き続ける心臓の音を 掻き消すみたいに… ただ、誤魔化した。 ― SIDE 俊 ― .