「あぁ~校長はなし長かった~」




そんな校長先生の愚痴をこぼす恭ちゃん。



「あっそーだあき」



「ん??」



「きょううちの母ちゃんが入学祝いにパーティーするって言ってたから


あきも来いよ」



恭ちゃんのおうちの人にはお世話になってる。



恭ちゃんの家と私の家はかなり近い。



歩けば5分もしないうちに着くだろう。



「うん。いくー。優斗も行くんだよね??」




そばにいた優斗に話を振ると、さっそくできた新しい友達と話していた。




「優斗もう友達できたんだー。早いねっ」




「あきもそのうちできるって」




恭ちゃんは笑いながら、私のおでこにデコピンをした。