蝉の鳴き声がする。 暑く寝苦しい。 私は、蝉の鳴き声でゆっくり目をあけた。 「ん?今日……あっ!?部活っっ!」 私は、リビングにある時計に釘付けになった。 眠たい目をしっかりあけてタオルと水筒をバックに詰め込む。 遅刻。 なんて考えられない。7時までに家を出ないと怒られる。 朝から、最悪の出だしになる。 季節は、早いものでもう7月。 夏休み。 高木の事が好きと認めてから、2ヶ月。