「ええっ!!高木っ!!?あのめっちゃくちゃデカい人?」
お昼ご飯中、私は、応援の時に私を応援してくれた高木についてオーバーに二度聞いた。
「いや、悠子だってデカいじゃん。うん。だって私の隣だったもんね。あの人3組だよ。」
杏奈は、ニコニコと笑いながら言う。
「いやいや、恋に発展はせんよ。悪いけど、面白いっていう感情しか生まれんけん。」
「それで、だんだん好きになるんじゃないの。始めはなんとも思ってなかったのが急に好きなってるとか。」
「いやあ…。」
「悠子照れとうねっ」
そう言って、私の体をツンツンつつく。
私は、やめてよっと怒り杏奈は、いたずらに笑う。
杏奈ってこんなキャラだった?
それに、昼間からガールズトークってどうよ。
私は、少し照れていた。そんな自分が不思議だった。
今、考えたらね、君がその言葉を言ってくれなかったら私は君に対してなにもなかったし、君に恋する事もなかったんだ。あの時は、本当にありがとう。
高木っ!!


