「愛?」 哲が心配そうにあたしを見る 「あっごめん、ぼーっとしてた…。」 「そっ?大丈夫?疲れたんじゃないの?」 哲に余計な心配をさせてしまった。 「ううん大丈夫。記録終わったよ!帰ろう」 「だな!もう遅いしなっ」 「うん!」 あたしはもやもやしたまま部室をあとにした。 もうすぐ最後の大会が始まる。