私は静真に少しずつ近づく。 静真まであと数メートルのところで……… 静真が泣いていることに気付いた。 「………ねぇ、静真?私ね………静真のこと………………… 好きだよ………」 静真は俯いたまま……… 「俺も…………」 静真が凄く愛しく思えて……… ――――ギュッ……… 静真を抱き締めた。