終止符。

流れ出たのは涙だけじゃなかった。

気力も共に流れ出た。

疲れ果てた体に、悔しさと虚しさだけが残る。

プラスの感情はどこかへ蒸発してしまったみたいだった。


抜け殻。


私の形をした、何か別のもの。

自分なのに自分じゃない。


その癖、生きる為の本能、睡眠欲と食欲はしっかり残ってた。

同時に満たせぬ欲が、無情にせめぎ合ってた。


一時的に睡眠欲が勝ったようで、私は眠りへ落ちた。