校門には明良さんが迎えに来ていた。




仕方なく車に乗る。




「明良さん母さんの病院へ寄ってほしいんだけど、いいかな。」




『分かりました。』




明良さんには、車の中で待ってて貰った。




私は病院の入口から入り、裏の出口に周り、




タクシーに乗り込んだ。




松本組が何処にあるのかは分からない。




松本組で分かるのだろうか?



「すみません、この辺で有名な松本さんってご存知ですか?」




『有名な松本?あぁ松本組の事?』




「はいその松本組までお願いします。」




『お姉ちゃん大丈夫?松本組はヤクザだよ。』




大丈夫じゃないけど、「あの知り合いがいるんで、大丈夫です。」




どうしよう体が震えて来た。