「何でこんなことになったの?


銀ちゃん喧嘩はしないって、約束したのにどうして。」




鉄二さんが私の肩を掴む。



『真子とにかく落ち着け、組長は喧嘩はしてない。



松本組が店を壊してるのを、組員が止めた。



それで乱闘になり、組長は松本組に頭を下げ、



店を壊すのだけは止めてくれと頼んだ。



顔の傷はその時殴られたからなんだ。』




銀ちゃんを殴るなんて、絶対許さない。




私が松本組の奴等、ボコボコにしてやる。




銀ちゃんが私の手を掴む。



『真子早まるな!俺を思ってくれるなら、


ここは我慢してくれ。


店はどんなことしても俺が守る。


こんな嫌がらせに負けるか!


明日から修復工事を開始するぞ。


来月絶対店は開店させてみせる。』




銀ちゃん偉い。




私も協力するよ。




その日から銀ちゃんと鉄二さんは、店に寝泊まりすることになった。