『どうした鉄二。花音は可愛いなぁって話してただけなのに、



おまえ何か怒ってるだろ。』




「別に怒っていません。」




いえいえあきらかに怒ってますよね、鉄二さん。




「花音は俺のですから、真子は組長に奪われましたからね。



花音は絶対渡しません。」



鉄二さん言ってること間違ってますよ。




え、何、嘘、まさかね?




銀ちゃんが花音まで手つけると思ったの?




プッ、母さんと目が合い吹き出してしまった。




鉄二さん何考えてるんですか?




花音は生まれたばかりの赤ちゃんなんだよ。




そんなことあり得ないでしょ?




嫌銀ちゃんならあり得る?



そんな事思う自分が怖い。