「母さん手痛くなった。花音重い。」




本当に重い。




銀ちゃんが花音を抱いた。



『真子大げさだな。花音ちゃんのお姉ちゃんは、花音ちゃんが重いだなんて、



失礼なこといいますね。



花音ちゃんは軽いですよ。』




何訳分かんない事いってんの。




『なぁ真子花音本当に可愛いなぁ。』




銀ちゃんのデレデレ顔が可笑しい。




『俺と真子の子供は、もっと可愛いいぞ。』




銀ちゃんのバカ。




銀ちゃんと私の赤ちゃん、いつ出会えるかわからないのに。




銀ちゃんが目を細め、花音を愛しそうに見つめている。




鉄二さんが銀ちゃんの腕から、花音を奪う。




やだ鉄二さん焼きもち妬いたの?