銀ちゃんに連れて来られたのは、高級ブッテック。




2900円より高い服なんて買った事ないよ。




このスーツ198000円高い、高過ぎる。




なのに銀ちゃんは、そんなスーツ5着と、これ又高い靴を買った。




そんなヒールの高い靴履いたら、180cmになっちゃうよ。




背高いの気にしてるのに。



お店の店員さんは、「今度の秘書さんは美人さんで、スタイルもよくて、



前の秘書さんとは比べ者にならないですね。」




後の言葉は余分だろ。




銀ちゃんはいつも綺麗な秘書がいた訳?




後でじっくり聞いてやるんだから。




私は白いスーツに着替えさせられ、パンプスはヒールの低いものと変えて貰った。




髪はアップされ、化粧までした私は、正に秘書に化けていた。




銀ちゃんの車で着いた先は、構想ビルの中にある、小さな会社。




『真子失礼のないように挨拶しろよ。



俺のこれからの運命がかかってるからな。』




銀ちゃんの運命?