母が花音を連れて病室に来た。




「真子具合はどうなの?後で鉄二も来るからね。」




銀ちゃんが花音を連れて病室から出て言った。




私は母に抱きついて声を上げてないた。




『母さん私この子生んで上げたいの。


殺すなんて私には出来ない。』





「真子いいから落ち着きなさい。


朝から何も食べてないのは駄目よ。


ほらフルーツヨーグルト作って来たから食べなさい。」




今は何も食べたくない。




「真子食べたくないから、食べないなんて、母親として失格よ。」





でも食べたくない。




母から渡されたヨーグルトを口にする、




『美味しい、凄く美味しいよお母さん。』




「生きる為に、お腹の子供の為に食べなきゃ駄目。」



お腹の子供の為に?




私赤ちゃん生んでいいの?