朝から静かに降り続いていた雨はあがり

少し肌寒い空気になっていた。

「んじゃ」

オレは家の前でアツムを見送り

「お邪魔しました。」

ペコリと礼儀正しくおじぎをしてアツムは帰る



「アツム」

アツムは振り向き

なに?と不思議そうにオレを見る



「また、明日な」

オレはなんて言っていいのかわからねえから

そんな言葉しか言えなかった。