「よ、アツム」

屋上のドアの前に

チュウがいた

「チュウ……」

「今日は雨降ってるから流石に外じゃ食えねえよ。」

そう言いながらチュウは

お腹が凄く空いてるのか昨日も飲んでたカフェオレと、惣菜パンを頬張っていた

「ほれ、飲めよ。昨日おかずもらったお礼。」

チュウは僕に飲み物を渡す。

「……カフェオレ、好きなの?」

「ん?まあ。アツムは飲めなかったか?」

「ううん、ありがとう…」

ご飯にカフェオレは合うのかな…??

僕はご飯を食べる時はいつもお茶を飲んでるから

凄く不思議だったけど

ちょっと不安げなチュウの顔が見えたから

彼の不安を消そうとカフェオレにストローを刺して飲んだ。

昨日、そういえば言ってたな。

お昼を一緒に食べるって……。

薄暗い屋上のドアの前の小さな空間で二人並んで座り

僕らはお昼を食べた。

今日は、卵焼きと肉団子をチュウにあげた。

昨日と同じように

彼はそれを欲しいと言ったから。