「星になりたいだと……?」

ボソリ

保健室で微かに

でも確かに聞こえる言葉


「お前……何を言ってるのかわかってるのか?」

「『死ぬ』ことをわかってて言ってるのか!?」

初めて聞く、震えたチュウの声



「アツム…ッ!」


僕は襟元をチュウの両手に掴まれていた。

僕より大きな拳

僕より太い腕

僕より大きな体

震えるチュウの声

震えるチュウの両手

『怯え』や『恐れ』ではなく

『怒り』で震えるチュウがいた。