僕が生きていることが悪い

クラモト君は、そう言った






生きていることが…

…悪いんだ



何をどうすれば昔のように戻れる

それは叶えられる事の無い夢だったみたいだ。

クラモト君に返された鞄を肩にかけ

僕はフラフラと

教室を出て行った



バイバイ、僕の席

バイバイ、教室

バイバイ………



僕の居場所のないこの世界