テストがあったり、先生が出張だったりで授業はつぶれていた。 学園祭が近づいて毎日、放課後は練習だった。 先生が偵察であたしのクラスにきたりしたけどあたしに話しかけてくれることはなかった。 あの日以来、先生の言葉を楽しみに生活していた。だからこの現状はとてつもなく辛いことだった。 先生が好きだから、頭の中が先生でいっぱいっていうくらい大好きだから、余計に苦しかった。 優輝に話を聞いてもらっても立ち直れないくらいあたしの心は沈んでいた。