「ありがとう。うわー…すごい教科書のってるし…。」
「風邪、もういいの??」
「うん、ありがとう大丈夫。涼子ちゃんと鈴ちゃんって呼んでいいのかな?」
「もちろん!鈴はね、口数少ないし本ばっか読んで気取ってるけどいい奴だから♪あ、同じ中出身なんだ♪わたしたち。」
鈴ちゃんは気取ってるとか言われても本を読んで口を全く開かなかった。
「そうなんだ、いいな。わたしこの高校に友達いないから…。」
「鈴、喋らないから退屈してたの。菜穂ちゃんよろしくね♪」
こんな簡単に友達が出来ていいんだろうか??
疑いたくなった。
神様なんていないって思ってたけど、もしかして風邪で苦しみながら頑張ったご褒美をもらえたんじゃないかって思った。
そう思うくらい欲しいものだったから、友達は。
この出会い、わたしにとってこれからも大きいものとなるということにまだ気付いてなかった。
初めての大きな友情というものに。
「風邪、もういいの??」
「うん、ありがとう大丈夫。涼子ちゃんと鈴ちゃんって呼んでいいのかな?」
「もちろん!鈴はね、口数少ないし本ばっか読んで気取ってるけどいい奴だから♪あ、同じ中出身なんだ♪わたしたち。」
鈴ちゃんは気取ってるとか言われても本を読んで口を全く開かなかった。
「そうなんだ、いいな。わたしこの高校に友達いないから…。」
「鈴、喋らないから退屈してたの。菜穂ちゃんよろしくね♪」
こんな簡単に友達が出来ていいんだろうか??
疑いたくなった。
神様なんていないって思ってたけど、もしかして風邪で苦しみながら頑張ったご褒美をもらえたんじゃないかって思った。
そう思うくらい欲しいものだったから、友達は。
この出会い、わたしにとってこれからも大きいものとなるということにまだ気付いてなかった。
初めての大きな友情というものに。


