キスして

「いらんことかもしれんけどさ、彼氏とはうまくいってるの??」


急に聞かれた壮陛のことに驚いた。

今までこんな話したことなかったし。


「うまく…う~ん、遊ぶの全然してなくて学校で話したり夜にちょっと連絡取るくらいかなぁ??どうしてですか??」

正直に話したら赤星さんは小さく頷きながら


「どうしてだろうね。ちょっと聞きたくなっただけ。なんか優しくないって言ったのきの表情かな?笑ってたから気になったんだ。なんか相談とかあったらのるしいつでも言ってね。」


そう言うとエンジンをまたかけた。


「ありがとうございます。ほんとに相談色々するかもですけど…。」


「あはは、いいよいつでも。じゃあまた明日。」


そう言うと赤星さんはいつものように去っていった。


ほんとにお兄ちゃんみたい。

なんか話しやすいんだよね。

あんまり人に言えないことも言えそうな気がする。

バイトしてよかったって心から思えた。




でもね、このときは、なんだよね。

お互いのバイト、これがわたしたちの関係が崩れるきっかけだったんだ。


ねぇ、壮陛。

壮陛もそう思った??