奢りなのも、炎天下の荷物持ちなのも、どうだっていいんだ。

俺は…静香と二人きりになれるなら。

「あーあ…買い出し部隊決定だね」

俺の内なる想いを知る由もなく、静香は小さくペロッと舌を出して微笑みかけた。