「じゃあさ」

質問を変える詩織。

「毎日会ってるのに、気付いてもらえない私の気持ちはわかる?」

「…………」

視線が自然と、天の川から詩織の顔へと移った。

「返事は来年、なんて言ったらぶっ飛ばす」

そんな事を言って赤い顔ではにかむ詩織は、一年も待ちきれないくらい可愛く見えた。