苦悩と絶望の期末テストが終わった。

とある休日。

私は仁美ちゃんと一緒に出掛けていた。

通りかかった海沿いを、二人でブラブラと歩く。

遠くに見える水平線。

白い灯台が海の青色に映える。

その向こうにゆっくりと進む船は、どこから来たんだろう。

遠い外国から来たのかな。

気持ちに余裕が出来たせいか、そんな事をボンヤリと考えていた。