しばらくして、親友が走ってくるのが見えた。

親を誤魔化して出てくるのに手こずったらしい。

「あんたこそ誰にも見つかってない?」

「そんなヘマしないよっ」

私はニカッと笑って、愛車のシートにスカートでまたがった。