その言葉に涙が溢れた。

卒業証書よりも何よりも嬉しい、後藤君からの第二ボタン。

私はそれを握り締めて、彼を見送る。

ありがとう、私の三年間の想いを無駄にしないでくれて。

帰り、待ってるからね。

三年間も待てたんだもん、平気だよ。