まじで、もし龍ちゃんが如月さんの憧れの人だったらどうしよう。

なんて思いを胸にこそこそと龍ちゃんを見上げれば…


何ていうの?

一言で言うなら"はぁ?"って感じの顔をした龍ちゃんがいた。




「…お前それ、本気で言ってんの?」




あっきれた…と溜息を吐いて"もう勝手にしてくれ"と言わんばかりに手に持っていたカップをテーブルに置いてソファーに寝転んだ龍ちゃん。


ついでに携帯まで弄り始めた。




「ど、どういう意味だよ!全然意味わかんないんだけど!!」




俺はソファーから起き上がると、話を放棄しようとする龍ちゃんを引き止めて問い掛ける。


なんだってのさ、その言い草!!