「……何で一緒にいたの如月さんだってわかったの?」
そう問い掛けた俺の声は笑えるくらい震えてた。
理由なんて一つ。嫌な予感が頭を過ったから。
ぶっちゃけた話、学校じゃ王子様で通ってる俺なわけで。
つまり、学校の女子と会ったら上着くらい貸してもおかしくないじゃん?
それなのに龍ちゃんは一緒にいたのが如月さんだって確信あるような口振りだった。
それで浮かんだ一つの予感。
……もしかし、て…龍ちゃん如月さんのこと知ってたりすんの?
そう考え始めたら、もう不安で仕方ない。
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