「……一応、ありがとう」


「おう。感謝してるなら今すぐ飲み物とデザート買ってこい」




………は?


感謝の言葉を述べた瞬間、俺に飛んできたパシリの要求…いや宣言。

…何で?

今の流れで何故に俺が買い出し行かなきゃいけなくなんの?寧ろ俺客ですよね?


あまりに理不尽な要求にギッと龍ちゃんを睨めば、三倍返しと言わんばかりの目付きで睨み返された。



怖い、怖すぎ。




「いーから行ってこいよ。お前の分も買ってきて良いから」


「ちょ、いたたた!!まじで行くの!?」




お前が来たせいで買いに行けなかったんだよ、と龍ちゃんは俺の手に問答無用でお金を握らせ玄関へと背中を押す。