俺の言葉に納得したように頷きながらも、何故か怪しく歪んだ龍ちゃんの口元。
……嫌な予感がするんだけど。
龍ちゃんがこうやって笑うときは十中八九悪いこと考えてるときだって決まってる。
「……何だよ、好きな女が桐花行くからとかじゃねぇの?」
ブ─────────ッ!!!!
龍ちゃんの発言に俺は口に含んだココアを勢い良くふいた。(龍ちゃんが汚ぇな、とか言った気がしないでもない)
「っな!?」
ニヤニヤと笑う龍ちゃんに俺の頬はぼっと赤くなる。
な、ななな!?なんでそんなこと…っ!!
てか龍ちゃん、もう確信してますって顔つきなんですけど、何で!?誰から…!?


