ぶっちゃけ、さほど興味ないのであろう郁は面倒臭そうに俺に問い掛ける。


本当にどうでもいいんだろうけど、それでも話を聞いてくれるあたり郁はやっぱり優しい。




「いや、だからさ!恋しちゃったんだって!天使!姫!降ってきた!!」




郁の優しさに甘えて自分の席(郁の後ろ)に座ると、俺は感情のままに言葉を吐き出した。



………無論、そんな俺に郁から痛い子を見る目を向けられたのは言うまでもない。




「………悠斗一回病院行けば?」


「なんでそうなるんだよ」