…やばい。嬉しい!!




………って違う違う!

ど、どどどどうしよう!?




「(ひ、引かれた…!?)」




状況に気付いた途端、一気にさっきとは違う緊張が体を包む。


緊張っていうか…不安?


アタックする前から嫌いとか言われたら…


……無理。絶対立ち直れない…



どうしよう。
そればっかりが俺の頭をぐるぐる回る。

視線はまたしても床へと下がっていって。




「あ、あの…!」




あり得ない自分の行動に俯き黙り込んだ俺。


そんな静かな図書室に響いたのは、綺麗な如月さんの声。