「は、はい!!もちろん!!」




ふにゃと柔らかく笑う如月さんに俺の顔にはぼっと熱が籠もる。


か、可愛い…!


飾らないその姿は今まで見てきた女の子の中でやっぱり一番可愛くて。やっぱ…好きだな。




「あっ…でも、今日はこれからお姉ちゃんのところに行かなくちゃいけなくて…」




如月さんが好きだと一人再確認していた俺の前で、如月さんは思い出したように図書室の時計を見たあと、申し訳なさそうに俺と視線を合わせ眉を下げる。


ドキッ


あ、そうなんだ。
じゃあ今日は無理だよね…