あまりのショックに机に顔を埋めたい気分の俺。
でも教室でそんなこと出来ない。
うん、だって…ねぇ…
「王子〜大丈夫ぅ?」
「やだ王子元気ないよぉ〜?」
俺の周りにはいつの間にか様子を嗅ぎつけたクラスの女子が群がっていて。
鼻にかかった甘ったるい声にきつすぎる香水の匂い。
普段はあんま気にしないようにしてるけど、今は正直いい気分じゃないんだよね…(俺の前で郁があからさまに顔顰めてるのが見えたけど)
「…大丈夫だよ、ありがとう。気を付けて帰ってね」
それでも王子やっちゃう俺って一体何なんだろ…
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