涙の宝器~異空間前編

メガネくんがいつも以上に老けて見えていた。

そうして、彼も最後の一皿を何とか食べ終えていた。
涼はと言うと、もちろん限界をこれ以上越えられず、二人同様に最後の一皿を何とか食べ終えた。

集計結果。

メガネくん、十四皿。

涼、二十皿。

チョウさん、三十皿。

チョウさんはぶっちぎりの勝利だった。
この後、三人が身動きをとれないことなど言うまでもなかった
会計は、負けた涼とメガネくんで支払った。

その後、何とか店を出ると立ち止まった。