涼の肩を指でツンツン突く。 ……………………。 「ねぇ? こんな美女を目の前にしといて寝すぎだよん」 我慢の顔が崩れ落ちる。 「り、りょうぉ… 死んでるんでしょ……」 我慢というダムが崩壊し、濁流する涙を止めることはできなかった。 死の涙は、私の顔をぐちゃぐちゃにしていった。 ぐったりとしている涼の顔を両手で掴み軽く上げた。 涼の顔は青ざめていた。 嬉しい顔でも悲しい顔でも幸せな顔でも辛そうな顔でもない。 死んだ顔だった。