午前一時。 このまま行けば、一時間ほどで着くと思う。 私はさっきの出来事をずっと考えていた。 あれは夢だったのだろうか? お酒に酔ったつもりはなかったのだけれど、自分自身寝たきりから復活したばかりで疲れていたのかもしれない。 「運転手さん、自宅近辺になったら起こしてもらってもいいですか?」 「分かりました。 ごゆっくりお休み下さい」 安心が体全体を伝い私は深い眠りに落ちた。 どのくらいの時間が経ったのだろう………… 瞼をゆっくりと開く。