涙の宝器~異空間前編



残された俺とタケシ。



「お前、何で出場しないんだ?」


「それは……」


「なんだよ」


「ミコが行かせなかったんだ」


「どういうことだよ?」


「俺が本大会に出場すること、その内容に関することを全部あいつに言ってしまったんだ………





本大会の情報は、絶対に口外するなと、エントリーの際に念を押されたはず!!


「それを告げた後で、ミコが一番恐れていた事は、俺が記憶を失って忘れられる事だったんだ。
それ以来あいつは俺から離れようとはしなかった。
そして、あの事件は起きてしまったんだ!!!」