涙の宝器~異空間前編



タケシが落ちてきた。


口では言ったものの、今の俺の体でタケシを確実にキャッチすることは難しい。



ここはとりあえず俺をクッションにしようとしていた。



勢いよく落ちてくる!!!


俺は両腕を広げた。


もし、大会に出られなくても、俺の命と麻衣の命を交換したい。



麻衣には何の罪もないじゃないか。


全部俺のせいなんだよ!


麻衣はずっと俺の太陽だった。


もし、俺が死んだとしてもそれは変わらない!!



麻衣?


ごめんな……


体が動かないんだ。


ホントにごめん…