涙の宝器~異空間前編



やがて俺の手の平に血が滲み出る。


俺はこんな所で時間を裂いている場合ではない!!


タケシは大分上の方にきた。


もう少しだ!


そもそもなぜこいつらはこんな目にあっているのだろうか?



「ミコを残してこんなとこで死ぬなよタケシ!!」



俺は魂の意志をタケシにぶつけていた。


タケシはミコのお腹の中の子供を育てると言っていた。


どうやらお腹の子はタケシの子ではないらしい……


そして、タケシも本大会に出場する予定だったことが、俺や周りの話しのやりとりで分かった。