涙の宝器~異空間前編




「あの子は優しすぎる。
きっと勝てないわね」



老婆はそう言っていた。


俺はそんな老婆に一言こう言ってやった。



「ばーか」



なぜか俺が放った一言に老婆が反応した!



「ぎゃっ!!」



老婆は辺りを見渡した。


まぁ俺の姿など見えるはずもないから、きっと幽霊だと思ったのだろう。



俺は鏡に消えゆく俺を追った………