私と優子はロットマップという地下一階にある居酒屋で酔っていた。 変なアトラクション付きの居酒屋だった。 個室は檻そっくりの襖だった。 店内の不思議な雰囲気に、気分は上々だった。 (え!!!?) 一瞬酔ったせいか、目を疑った! いま襖の前をあの男性が通っていった…… 「ね!? 優子!! 今さっき話した男の人がいたの!!!」 「んあ〜」 優子は酔っていて寝ぼけていた。 私は優子みたいに完全に潰れる気はなく、意識は多少はっきりとしていた。