涙の宝器~異空間前編



少し経って、隣にいた男性が声をかけてきた!



(え〜!?)



あ、何だ時間を聞いてきたのかぁ〜




「えっと、十一時です!」




ビックリしたぁ〜


優子早くきてくれないかな(涙)


移動しよっかな〜?


でもいきなりここを離れるのも変だしなぁ………


また話しかけられたぁ!!


「はい」



「いえ、友達です」



「いえ…」




優子登場。






「今あの人がアタシのこと……
初めて会った人なんだけど…」




優子は毅然として私を見ていた。