涙の宝器~異空間前編



この瞬間を俺は思い出した!!


大爆発と同時に白石が俺の体に入り混んだことに!




そうだ!!!


俺はこの時からずっとこいつと一緒に居たんだ。


倒れ込んでいる自分の体をゆっくりと起こして壁にもたれた。



さっき俺が見たビジョンは全て現実にあった事だと分かっている。



さっきのビジョンと昨日の記憶がないこの2つを、俺は根拠なしに結び付け始めていた。




額の冷や汗が目に入る。



目薬のようにくる刺激。






ん……?




何だこれ??