涙の宝器~異空間前編



目の前には………その白石が倒れ込んでいた!!!



「はっ!!?」



俺は急激な緊張感を感じざるを得なかった。


倒れ込んでいる白石を右足で突く。


だが、反応はなかった。


息を呑んでゆっくりと白石の体を起こす。



「うわっ!!!」



こいつは確かに白石だ。


だが、白石の顔がなかった。


それどころじゃない!!


その顔の中には手榴弾がいくつも埋め込まれていた!







この瞬間俺は身の終わりを実感した………









俺や白石もろとも大爆発の餌食となった…