線路を覗くと男の人が座り込んでいた。 ……………!? この人どっかで…… でも思い出せない… 部屋−−−− やっぱりあれは夢だったのだろうか? まあどちらにしてもあんな状況ありえない。 明後日から大学行かなきゃ。 私の自宅と実家はそう離れていなかった。 愛犬のナナは両親が面倒を見てくれていた ナナは私と再会すると、しっぽをフリフリしながら勢いよく飛びついてきた。 よっぽど淋しい想いをさせてたのだろう…… ナナごめんね! 今日からまた一緒だよ。