スタート地点からゆっくりと俺の方に向かってくる誰か…… 俺の目の前に立ち止まり言った。 「恥をかくだけだ。 辞退しろ。 ここまで来れたことはお前の確かな実力だ。 これ以上動けば確実に死ぬぞ」 「俺はこの本大会を制すために来たんだ。 今さら諦めたら俺の人生はその時点で終わりだ」 「そんな強気をほざいたところでお前の敗北は決まってるんだよ」 「勝負は最後まで分からない! 俺は絶対にあきらめない」 「このブーイングを聞いてみろ! お前はゴミ同然なんだよ。命知らずが」